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Bitcoin Tokyo 2024
Date: 2024.6 - 2024.9 bitcoinconference.tokyo

Graphic↓

チラシ

韓国で開催されたカンファレンスで配布するチラシを制作しました。目的は、東京・渋谷で開催予定の「Bitcoin Tokyo 2024」を韓国の来場者に向けて知らせること。
渋谷の要素をふんだんに取り入れ、現地での視認性と印象の強さを意識しました。
ビジュアル中央には、渋谷センター街の看板を配置。周囲には109、ミラーボール、ハチ公、スクランブル交差点など、渋谷を象徴するモチーフを点在させています。これらの要素にビットコインのアイコンを掛け合わせ、「東京×カルチャー×暗号資産」の世界観を表現しました。
ロゴを最も印象的に見せるため、ロゴのみを塗り、他の要素はすべて線画で構成。また、色の重心を下に置くことで、視線を自然にロゴへ導くように設計しています。
韓国ではあまり見られないスタイルのグラフィックを目指し、「珍しさ」から手に取ってもらえるようなデザインを意識しました。

ペットボトル

来場者に配布する500mlウォーターボトル(ハーフラベル)のデザインでは、「家に持ち帰って飾りたくなるようなものにしてほしい」というリクエストを受け、デザイン自体が“雑貨”として成立するような方向性を模索しました。
水の透明感を活かすために、ステッカーが貼ってあるようなグラフィックを採用。これにより、ボトル全体がプロダクトとして成立し、シール感覚で楽しめる見た目を実現しています。
元々デザインしていた画像が右下で、そこにスポンサー等加えた右上のものが実際に印刷したデザインです。
白い部分の余白を丁寧に調整し、透明感を損なわないバランスを保っています。

パス

参加者バッジは、参加種別ごとに異なる和柄を用いてデザインしています。それぞれの柄には、伝統的な意味と共に、会への感謝の気持ちを込めました。
Staff: 市松模様
Speaker: 七宝
VIP: 青海波
Press: 麻の葉
全体の形状は「のし袋」をモチーフにしており、参加してくださった方への“贈り物”のような意味合いを込めたビジュアルに仕上げています。

扇子

海外からの参加者も多かったため、「日本らしい」「持ち帰りやすい」という条件を満たすノベルティとして扇子を選択しました。
デザイン面では、版画のような“ずれた印刷”をあえて取り入れ、手刷りのような風合いや温かみを演出。表面の質感に合わせたグラフィックを意識し、視覚だけでなく手触りでも楽しめるように仕上げています。

全体を通して、「日本らしさ」や「文化的な文脈」を表面的に扱うのではなく、それを今のトーンで、楽しく自然に伝えることを意識しました。
異なる文化圏の来場者にも親しみを持ってもらえるよう、ビジュアルの強さと遊び心、そして細部への配慮を大切にしています。